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krpano 4.2億画素のマルチ解像度パノラマを作る。(5億もあります。)

 マルチ解像度とは? と前置きしたはいいのですが、正直、詳しいことは全くわかっておりません。なので、とにかく作ってしまえ。というわけで・・・・。 

 まず最初に、画素数のおさらい。
 今回使用するのは、2億画素のパノラマデータです。別の言い方にすると、0.2ギガピクセル。あ、1ギガの1/5かぁ。もう一桁いきたいなぁ。と思いましたが、まあ・・・・。別の書き方をすると、20000×10000(2万×1万)画素のエクイレクタングラーのデータです。

 もちろんこのような画素数のカメラを持っているわけではありません。ニコンの35ミリレンズを使い、天頂から、1(90°)+10(60°)+20(30°)+20(0°)+20(-30°)+10(-60°)+1(-90°)カット(合計82カット)を、ぐるぐる周りながら撮影し、PTGuiで合成しました。
 カメラはニコンD5000で、画素数設定はM(600万画素)です。Lにしたり、RAWを使えばもっと画素数を多くすることも可能です。
 実際には、この設定で、5億画素のデータを作成できるみたいです。

 ともあれ、できた画像はコチラ。もちろん縮小しています。

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▲2万×1万で、2億画素。jpegで、約90MBです。




1.krpano「MAKE PANO (MULRITES)」に突っ込む!


 「MAKE PANO (MULRITES)」は、マルチ解像度に対応していますから、とりあえずこれにドロップします。それだけ。

 パソコンの性能いかんで処理時間は大きく変わるでしょうが、他の作業がない時に。

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▲「MAKE PANO (MULRITES)」にドロップするだけ。






2.できました。


 画像が入っていたフォルダを見るかぎり、特に変わったところはありません。ところが、画像フォルダを見てみると、なんと、841個の画像ファイルができています。サイズもバラバラ。一つ一つ見る気にもなりません。

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▲特に変わったところはなさそうです・・。元画像は破棄しています。









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▲画像ファイルが841個も!








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▲まさにタイルのような画像がいろいろたくさん。






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▲ファイルサイズは、約100MB。ちょっと増えています。



3.とにかく見てみよう!


 まず、元画像の「ピクセル等倍」画像はコチラ。

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▲クリックしてピクセル等倍画像を確認してください。






 そうしたら、こちらが2億画素のパノラマ画像です。(クリック!)
 普通のパノラマと変わらないスムースな動き。そして、ぐぐっとズームした時の解像感が特徴です。

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4.こういうこと、らしい。


 2億画素もあって、この程度かよ。と思うか。
 おおっ、すげっ。と思うか?
 普通なら8カットで済むところ、その10倍のカットを撮影する手間と仕上がりをどう考えるか?
 カメラの設定や、データ処理で、もっと高解像度にする手段もあるでしょう。

 ともあれ、単純に、100MBの画像データをサーバーにアップしているわけです。普通なら、ブラウザで開いてスムースに見る、ことは無理です。
 これが、画像をぐるぐるスムースに動かし、好きなところをぐぐっとズームして、それなりの解像度で確認できるのは、かなり気持ちのよいものです。

 理屈としては、2億画素のデータから、1)解像度の異なる画像を作成、2)それぞれの解像度の画像をレイヤーのように重ね合わせ、3)それぞれの画像を細かなタイル状に分解します。
 見たい部分を、その拡大率に合わせ、必要な解像度&部分のタイルだけをダウンロードして閲覧する、ということなのでしょう。

 だから、マルチ解像度。いやはや。

 ※天地の撮影でミスをしてしまい、ごまかしています。(涙)

5.5億画素も作ってみました。


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