1.tori

2.floor

3.mono

4.hight

5.Horizontal

7.hand

8.Composite

高所ポール撮影
 高所ポール撮影は、一脚撮影と原理的には同じですが、高所が故にいろんな制約があり、習熟していないと、画像をつなぐステッチの段階で、四苦八苦することになります。

 用いるカメラは一眼レフでいいのですが、一脚にカメラを付けるとき、全円周が撮影できるCannon5DやNikon D3ならSiguma8mmをつけてカメラ水平使いで、撮影できますが、Full Negaサイズ(35*24mm)が撮影できる一眼レフカメラをお持ちの方は少ないと思います。よって一脚に一眼レフカメラを縦使いにすることとなります。そのためにはAgunos Ringの様な雲台か、カメラ用のL型アングルが必要になります。(私が自作した1号機,2号機,13号機,14号機またはMulti Rowのブラケット)

 下記写真は一脚を利用してポール撮影するようにしたものですが、手持ちで掲げれば地上3mくらいは撮影できます。

 通常はアルミ製の伸縮旗竿の様な5m位に伸ばせるポールを用います。またカーポンやグラスファイバー製の専用ポールも売られています。これらポールの下にローターをセットしてある物もあります。それぞれ長所短所が有り、よく吟味してみてください。

 高所が故に撮影は一気に済ませる必要があります。天や地を撮影する時にカメラをセットし直すため、ポールを下げてカメラを上や下に向け、再度ポールを伸ばし、撮影しようとしても、ほとんどノーダルポイントが一致しないでしょう。だから、ソフト的にはPTGuiの様に強制的に重ねポイントを打つソフトが必要になると思います。

一脚撮影では、ローターは必ずしも必要ありません。

撮影枚数はレンズ焦点距離により異なります。ステッチするときに四苦八苦しない様に、重なりは大きい方がいいです。Siguma8mmなら最低2枚(全円周撮影)ですか、3〜4枚がいいでしょう。Nikon10.5mmなら計算上4枚でいいのですが、ほとんど重なり部分がなく不可能に近いです。よって重ねシロを考えて6〜8枚が良いでしょう。

 撮影のコツは、一脚を如何に垂直にしたまま、レンズのノーダルポイントを中心に、カメラを水平に回転させながら、撮影することにつきます。

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